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弘兼憲史先生ご来場!『島耕作「超」解剖展』開催中!

~弘兼先生お墨付き 島耕作の歴史をたどる展示物、会場限定グッズなど多数ご用意〜

ジャパンコンテンツのグローバルライツマネジメント行う株式会社ダブルエル(所在地:東京都品川区、代表取締役:保手濱彰人、以下ダブルエル)は、2018年12月15日(土)〜2019年1月14日(月)の期間、有楽町マルイ8階 特設展示スペースにて、『島耕作「超」解剖展』を開催しております。

2018年12月17日(月)、原作者の弘兼憲史先生がご来場されました。

会場入口のパネルに直筆サインを頂きました。
「心を込めて描いたシーンばかり」と名シーン集を眺める先生。
全巻の表紙パネル前にて。「こうやって見ると圧巻」。

弘兼憲史先生が会場を回られた後、会見を行いました。

_「35周年というのは特別な思いがあるのでしょうか」

弘兼先生「『島耕作』は、当初読み切りのつもりで書きました。『島耕作』の名前もふっと思い浮かんだ名前だったので、こうして35周年を迎えられたことは自分でも驚いています。『島耕作』はこの先どうなるのか?とよく聞かれるのですが、全く考えていないですね。ずっと会長でいるかもしれませんが、私が入院したら『入院 島耕作』でも描けたらいいなと(笑)。自分になぞらえて話を作っていますので、自分が描けなくなったら終わりだと思っています。」


_「会場に様々な展示物がありますが、気になったものは?」

弘兼先生「グッズは面白いものが揃っていましたね。島耕作年表は、自分が忘れていることまで書かれていましたし、名シーン集は、自分が気合を入れて描いたところが網羅されているので、よく選んでくださったなと。とても完成度の高い展示物ばかりです。」

オリジナル「shimakogram(シマコーグラム)」で記念撮影。

_「今年も経済事件がありましたが、『島耕作』で使えそうなものはありましたか?」

弘兼先生「事件といいますか、経済のテーマとして新しく取り組んでいるのが『国際リニアコライダー』です。これは、なかなか難しいのですが…電子と陽電子を衝突させて宇宙が再生されたビッグバン状態をつくり、そこで取り出された物質を調査し、なぜ宇宙ができたか・なぜ人間は分子がバラバラにならずに生きているのか、その謎に迫るような話を描いています。まだ編集部にも見せていないのですが…実は第1作を描き終えまして。今後、この内容の話が始まると思います。これまで、農業・漁業・ゲノム編集などをテーマにしたことがありますが、先日、量子物理学の方々を岩手県に集めてシリコンバレーのような都市をつくるという政府の取り組みを取材してきたので、このテーマでしばらくやっていこうかなと思います」


_「先生がエネルギッシュでいらっしゃる秘訣を教えてください」

弘兼先生「私は来年、年男で72歳になるのですが、幸い健康上は傷んでいるところがないというか、そのおかげで元気に漫画を執筆できています。1つ言うならば、私は常にアンテナを各方面に張るようにしています。。実際にあった事件を漫画の中に取り入れたり、ニュースから『これはネタになるか?』と考え、勉強し、調べて描くようにしています。常にアンテナを張っているところが、ポイントなのかもしれません」

話題のトートバッグを手に取って思わずニヤリ。
アートフレームを眺める弘兼先生。
「この3Dクリスタル、いいね!」。

_「いつ頃から、長期連載できるという手ごたえを感じましたか?」

「先ほど述べた通り、読み切りで描いた話の評判が良かったようで、人気あるなら続けてもいいかな、と思っていました。当初のシリーズ連載のテーマは『オフィスラブ』だったので、『島耕作』というとそのころのイメージが強いと思います。しかし、全体で見ると実際はそうではないんですね。島耕作が仕事で海外へ行ったり、社会的なテーマを取り扱うこともありました。その中で言うと、島耕作がニューヨークへ行く話あたりに手ごたえを感じましたね。島耕作は海外が向いているというか、実際の大企業に勤めるような動きをさせられるんだと実感しました。」


_「35周年ということは、平成という時代をまたいで連載したということになりますが、弘兼先生にとって、平成とは?」

弘兼先生「平成は激動の時代だったと感じます。『部長 島耕作』を描いていたとき、電機業界は冬の時代。景気の良い話を描こうとおもって、音楽業界や物流業界で島耕作を活躍させ、そこから出世させようと考えていました。連載はじめたころはちょうどバブルで、それからバブル崩壊、リーマンショック、デフレの日本経済低迷、東日本大震災、異常気象による自然災害など…。頂点から1回下に落ちて、V字回復しかけたところでまた落ちて…という、鋭角にグラフができる、そんな時代だったと思います。その線がもっとなだらかになるような時代がくることを願います。」

<イベント概要>
名称:島耕作「超」解剖展
期間:2018年12月15日(土)〜2019年1月14日(月) ※1/1(火)は休館日のため入場できません。
時間:11:00~21:00 ※日・祝は10:30~20:30 ※入場は閉館の30分前まで。
場所:有楽町マルイ 8階 特別展示スペース(東京都千代田区有楽町2-7-1)
入場料:一般1,000円/学生・エポスカード割引・50代割引 500円/ 小学生以下・60歳以上 無料
※ 入場特典として本展示会限定の「島耕作」オリジナルグッズをプレゼント(なくなり次第終了)

主催運営:株式会社ダブルエル
企画:株式会社ダブルエル、株式会社ボア企画室
企画協力:株式会社三栄書房  制作協力:株式会社ボア企画室  商品企画:株式会社エイガアルライツ
協力:キャラアート株式会社、株式会社講談社モーニング編集部・イブニング編集部

【島耕作シリーズとは】
漫画家・弘兼憲史により1983年にコミック誌「週刊モーニング」(講談社)にて開始されたサラリーマン漫画の金字塔。累計5000万部発行。⼀介のサラリーマンが如何にして出世していくのか?ビジネスパーソンの⼼を打ち続ける、出会い、⽣き様、ロマン、⾃分らしく働くための智慧が描かれた不朽の名作。『会長 島耕作』は「モーニング」にて連載中。2018年7月には「島耕作」シリーズスピンオフ作品「部長 風花凛子の恋」が日本テレビ系列にてドラマ化。同年8月に西日本豪雨の支援として「獺祭 島耕作」を限定発売し、11月には「編集長 島耕作」として週刊モーニングの編集長へ就任したことで注目を浴びた。

【著者 弘兼憲史氏プロフィール】
漫画家。山口県岩国市出身。有限会社ヒロカネプロダクション代表取締役。徳山大学客員教授。松下電器産業(現・パナソニック)勤務を経て、1974年「ビッグコミック」(小学館)掲載の『風薫る』にてデビュー。代表作は『課長 島耕作』シリーズほか、『人間交差点』『黄昏流星群』など。サラリーマンとしての経歴を生かし、現代社会に生きるさまざまな大人達の生活や、葛藤をテーマとした作品を描いている。2018年には、エッセイ『弘兼流「ひとり力」で孤独を楽しむ』を発表。

【 株式会社ダブルエルについて 】
商号:株式会社ダブルエル
URL:http://doublel.co.jp
代表者:代表取締役 保手濱 彰人
所在地:東京都品川区東五反田一丁目10番地10号 オフィス T&U 7階
事業内容:漫画・アニメのIPマネジメント事業(日本漫画の海外配信プロデュース、漫画・アニメの広告プロデュース 等 )

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